DVの父親が仕事を辞めると言い出した。
父親が仕事を辞めると言い出した。
もう、「疲れた」から辞めたいのだそうだ。
貯金も少ないし、父親は、ビールを1日10本以上飲む、タバコも吸う。
収入が減れば、貯金は切り崩しになり(今もそうだけど)、生活が苦しくなる。
母は働いているが、介護職で給料は安い。
とてもじゃないが、父親の酒代、タバコ代を養いつつ、私の学費を養うことは不可能だ。
私のバイト代も安い。私が学費を払うのも不可能だろう。
だが、1番の問題は、父親が四六時中家にいるようになるという事。
それは何を意味するか。
私たち家族の永遠の自由の剥奪である。
父親のいない時間は、掃除をする時間でもあった。勉強をする時間でもあった。
何も言いつけられていない時は、少し休憩の出来る時間だった。
決して、その時間が多かった訳ではない。
何しろみんな仕事をしていて、父親のいない時間には、自分も家にいない事がほとんどだから。
でもたまに、父親がいない、かつ自分は仕事がないそんな時間があったのだ。
それは、この家でかろうじて精神を保つためには、かなり効果のある時間だった。
でも、それはもう殆ど一生奪われた。
父親は、仕事を辞めてヒモになった所で、DVが、ヒモのDVに悪化するだけで、
「誰が食わせてやってると思ってんだ」
という態度は根本的には変わらないだろう。
「俺は、お前らを養ってやってた」
「お前らが生きてるのは、俺のおかげ」
と相も変わらず一生言い続けるだろう。
そして、
だから「俺のためにあれをしろ、これをしろ、俺はお前らのせいでこうなったんだから、当然の報いだ。」
などと言い出す事は目に見えて分かっている事だ。
現に、仕事を辞めると言い出した今の時点で、
「辞めるから、ちゃんと何とかしろ」
「分かってるんだろうな、お前のせいで、こんなに俺は疲れたんだ」
「おい、お前、頼んだぞ」
(頼んだぞは、ミスをしたらボコボコにするという意味で、父親はいつも使います。)
と脅しをかけてきているような調子だ。
そもそも、父親は「疲れた」と言うが、
何が疲れたというのか。
いや、大体言いそうなことは想像がつくし、全然知りたくもないけど。
私が言いたいのは、
お前の「疲れた」なんてどうでもいい。
私は、父親が平気な顔で「疲れた」という事が普段から耐えられないほど腹が立つ。
お前は、毎日毎日、家族にゴミだクズだ、生きる価値がないと暴言を吐いて、暴力を振るって生きている。
お前が納得いかないことは、嫁の家事が下手だとか、お前が嫁に言いつけた大量の仕事のうちの1つを嫁が忘れてしまっていただとか、そんな事。
結婚をした時点で、責任はお前にもあるし、受け入れなければならない。それはお前の義務だろ。
お前は、自分の思い通りにいかないことがあれば、ストレスが溜まるだのなんだの、自分がとっても可哀想かのような言い草で、文句を言い、家族を抑え付けて、力でねじ伏せて、恐怖で操ってきた。
私の中では、
お前が「疲れた」と言う権利なんか、
一切ない。
お前の「疲れた」なんか聞きたくない。
毎日毎日、色々なものを犠牲にして耐えてきた家族がいる。疲れたでは言い表せないほどの気持ちを味わってきた。
お前は、DVから逃げた母を責めた。母は逃げる事に失敗した。私が意識もないほど、小さかった時の話。
誰かの人生をお前は、潰した。潰したなら、お前が引き受けたなら、責任を少しくらいは持つべきだろう。
なんだか、何話してんだか全然分からなくなった。
とにかく、ただでさえ父親と暮らす事自体が地獄なのに、四六時中家に父親がいる生活が訪れようとしてる。
唯一の楽しみの学校ももう通えなくなるな。
果たして、ほんの少し先の未来の私は、生きる選択ができるだろうか。